毎春開催されるこの講習会は、ウィーン国立音楽大学の先生方を中心とした、指導者として一流の講師が指導にあたります。春の気配が感じられる季節になったウィーンで音楽に包まれる体験をする貴重な機会です。この講習会はオーディションなしで全て先着順の申込となります。
■ 開講期間:
前期: 2025年 2月 3日(月)~ 7日(金)・5日間 (ヴァイオリン・ヴィオラ・声楽)
後期: 2025年 4月14日(月)~ 18日(金)・5日間 (ヴァイオリン・チェロ・フルート)
■ 開催地:Wien / ウィーン(オーストリア)
Johann Sebastian Bach Musikschule / ヨハン・ゼバスティアン・バッハ音楽学校
■ 開設科目と担当指導教授
■ ヴァイオリン
Thomas Christian / トーマス・クリスティアン[前期]
オーストリアのリンツ生まれ。ニューヨークでパシュクスに、ロスアンゼルスでハイフェッツに師事し、19歳でカーネギーホールデビューを果たした。その後、ヨーロッパへ戻り演奏家として活躍。ソリスト、室内楽奏者として活発な演奏活動を展開した。ウィーン音楽院、デトモルト音楽大学教授。東京藝術大学でも客員教授を務めた。
Regina Brandstätter / レギナ・ブラントシュターター[後期]
グラーツ生まれの女流Va奏者。ウィーン国立音楽大学で学んだ後、ソリスト、室内楽奏者として活発な演奏活動を展開。著名な指揮者やオーケストラとの共演も多い。1996年以来グラーツ国立音楽大学教授として多くの若手ヴァイオリニストを育てている。
■ ヴィオラ
Thomas Riebl/ トーマス・リーブル[前期]
ウィーン生まれのVa奏者。ウィーンでフューリンガー、シドロフ、ヴェーグらに師事し、ソリスト、室内楽奏者として幅広い音楽活動を展開した。ザルツブルグ・モーツァルテウム管音楽大学教授。ロイヤルノーザン音楽大学客員教授。
■ チェロ
Gustav Rivinius / グスタフ・リヴィニウス[後期]
ドイツのVc奏者。リューベックでゲリンガス、ニューヨークでネルソヴァ、バーゼルでシフに師事した。1990年のチャイコフスキー国際コンクールでの優勝を契機にソロ、室内楽の両面で活発な演奏活動を展開。ザールブリュッケン音楽大学教授。
■ フルート
Barbara Gisler-Haase / バーバラ・ギスラー=ハーゼ[後期]
ウィーン生まれの女流Fl奏者。演奏家としての活動とは別に、1974年のプラハの春・コンクールの優勝と同時にウィーン国立音楽大学の講師にも就任し教育活動を開始。フルート教師としての評価も高く多くの若手演奏家を育てている。ウィーン国立音楽大学教授。
■ 声 楽
Claudia Visca/ クラウディア・ヴィスカ[前期]
ニューヨーク生まれのソプラノ歌手。カーティス音楽院で学んだ後、ウィーン国立音楽大学でレッセル=マイダンとデルモタの下で研鑽を積み、オペラ、オペレッタ、ミュージカルと幅広いレパートリーで活躍した。ウィーン国立音楽大学教授。声楽教師としての評価も高い。
Elena Filipova / エレーナ・フィリポヴァ[5月1日~4日]
ブルガリア出身のソプラノ歌手。ソフィア音楽大学卒業後、イタリアでデル・モナコとコレッリに、ウィーンでツァデックに師事し、オペラ歌手として世界の檜舞台で活躍、ドミンゴやカレーラスとの共演、カラヤンやショルティなど著名指揮者、オーケストラとの協演も多く果たしている。ウィーン音楽院教授。
■ レッスン
担当教授別で1回45分位の個人レッスン(ピアノ伴奏者付)が期間中に4回、又は1回60分が3回が予定されています。
■ 通訳
ご希望であれば別料金(1レッスン180ユーロ程度)で手配可能です。ご希望の際はお早目にお知らせ下さい。
■ 宿泊
ご希望の方には講習会場近くの3又は4つ星クラスホテルを斡旋いたします。
■ 練習室
レッスン会場で必ず用意出来るとは限りませんが、格安(1時間30ユーロ程度のピアノ付)のレッスン室をご案内する事は可能です。
■ コンサート
2月3日 午後7時より: 教授陣によるオープニングコンサート
2月7日 / 4月17日 午後7時より: 成績優秀者による修了コンサート
いずれも旧市庁舎のオーストリア銀行サロンにて
■ 申込締切日
前期= 2024年 11月22日(金)
後期= 2025年 1月24日(金)
但し、それ以前でも担当教授の定員に達し次第締め切れらます。
■ 提出書類
① 申込書 ② 受講希望曲 ③ 簡単な音楽歴
■ 講習会経費
申込金= 38,000円
登録料= 150 ユーロ (約25,000円)
受講料= 300 ユーロ (約52,000円)