このマスタークラスは、若い音楽家の育成を目的としてスーザン・ミラン女史の提唱により、ロンドン近郊のギルフォードで開催されるもので、フェスティヴァルに出演する演奏家やロンドンの音楽大学教授陣によるソロと室内楽のレッスンをはじめ各種のレクチャーやコンサート出演など集中したカリキュラムが用意されています。
■開講期間
2023年8月4日(金)~8月13日(日)・10日間
■研修地: ギルフォード / イギリス
ロンドンの南西約50km程にあるサリー州の小都市。ロンドン・ウォータールー駅よりポーツマス行の電車で約40分。講習は郊外の丘陵地帯にある チャーターハウス・スクールのボーン・ウィリアムズ音楽センターで行われます。
■開設科目と担当指導教授
■ ピアノ
Ian Brown ● イアン・ブラウン
イギリスの室内楽ピアニスト、ナッシュ・アンサンブルピアニスト。英国王立音楽院教授。指揮者としても活躍している。
■チェンバロ
Robert Costin ● ロバート・コスティン
イギリスのチェンバロ奏者、オルガニスト、指揮者、教育者。ソリスト、室内楽奏者として国際的な演奏活動も展開している。
■ヴァイオリン
Philippe Honoré ● フィリップ・オノレ
フランスのリヨン生まれのVn奏者。フィルハーモニア管やメビウス合奏団で活躍した。
英国王立音楽院教授。
Igor Keller ● イーゴリ・ケラー
フランスのブクスヴィレール生まれ。モーツァルテウム音楽大学でヴェーグに師事。スイスのザンクト・ガレン交響楽団コンサートマスター。
■ヴィオラ
Yuko Inoue ● 井上 祐子
浜松生まれ。王立ノーザン音楽大学で今井信子に師事。
英国王立音楽院教授。ダンテ弦楽四重奏団Va奏者。ソリストとしても活躍。
■チェロ
Josephine Knight / ジョセフィーネ・ナイト
イギリスの女流Vc奏者。英国王立音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院でぱりそーに師事。英国王立音楽院教授。ピサロ三重奏団奏者。
■ フルート
Susan Milan ● スーザン・ミラン
イギリスの女流Fl奏者。ロイヤル・フィル首席奏者を退任後、ソロスト、室内楽奏者として世界的に活躍した。英国王立音楽大学教授。
■ オーボエ
John Anderson / ジョン・アンダーソン
英国王立音楽大学教授。BBC交響楽団やスイス・ロマンド管で首席奏者を務める傍ら、ソリスト、室内楽奏者としても活躍した。
■ クラリネット
Anthony Pike / アンソニー・パイク
イギリスのCl奏者。イギリス室内管弦楽団首席奏者として活躍する傍ら、各地のオーケストラやアンサンブルにも客演している。
■ ホルン
Timothy Jones ● ティモシー・ジョーンズ
イギリスのホルン奏者。英国王立音楽院教授。ロンドン交響楽団首席奏者。
ブラスクインテットや室内楽でも活躍。
■ファゴット
Martin Gatt ● マーティン・ガット
英国王立音楽大学教授。ロンドン・フィル、イギリス室内管、ロンドン響などで首席奏者を務めたほか室内楽奏者としても活躍。
■講習内容
原則として、午前中9時~12時は全員参加による室内楽レッスンやパート練習、個人練習、フリータイムなど、午後2時~5時は担当教授による各科目別の個人レッスンが休憩をはさんでそれぞれ3時間予定されています。
■年齢制限
満16歳~32歳までの方
■宿泊・食事
チャーターハウススクールの宿泊施設を利用します。部屋は全室個室でシャワー・トイレは各階毎での共同利用になります。到着は8月4日の午後、出発は8月14日の朝食後の全10泊で食事は4日の夕食から14日の朝食までの1日3食とモーニング・コーヒー、アフターヌーン・ティーなどの飲み物代もすべて宿泊代に含まれています。
■演奏会
オープニング・コンサート、クロージングコンサート、教授陣によるコンサートの他、期間中毎日2回受講生によるコンサートなども計画されます。
■講習会経費
申込金=38,000円
受講料=1,250ポンド (宿泊・食事代も含む)
■申込締切日
5月26日(金)
■提出書類: ①申込書、②簡単な音楽歴、③演奏をアップしたYouTubeのリンク先アドレス